飲食店開業

【無料テンプレート】コンセプトシートの具体的な作り方から事例を使って解説【飲食店開業】

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悩む人

「コンセプトの作り方がわからない…」
「飲食店を開業したいけど、成功するる確率をたかめたい…」
「今のコンセプトを見直ししたい…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。飲食店を開業や繁盛店を作る上で、必ずと言っていいほど重要になるのが「コンセプトシート」です。

今回は、飲食店開業におけるコンセプトの重要性から、コンセプトシートの内容、具体的な作成方法、そして実際に僕が利用した事例までを徹底解説していきます。さらに、登録不要!無料でダウンロードできるテンプレートもご用意しました。ぜひ最後まで読んで、あなたの理想のお店作りに役立ててください。

目次
  1. 飲食店開業におけるコンセプトの重要性
  2. 飲食店専用のコンセプトシート とは?
  3. 【登録不要!無料ダウンロード】飲食店 コンセプトシート テンプレート&作り方解説
  4. 【事例から学ぶ】 飲食店 コンセプトシート 作成のポイント
  5. 飲食店 コンセプトシート に関するよくある質問
  6. まとめ| 飲食店 コンセプトシート で理想の店を実現しよう!

飲食店開業におけるコンセプトの重要性

飲食店開業におけるコンセプトの重要性
飲食店を開業する際、多くの人がメニューや内装、立地などに目が行きがちです。もちろん、それらも重要な要素ですが、実はそれ以上に重要なのが「コンセプト」です。

なぜコンセプトが重要なのか?

飲食店のコンセプトとは、「どのようなお客様に」「どのような価値を提供し」「どのようなお店を目指すのか」という、お店の根幹をなす考え方のことです。コンセプトが明確であれば、ターゲット顧客、メニュー、価格設定、内装、サービスなど、あらゆる要素を統一感を持って決定することができます。

飲食店においてコンセプトが重要な理由として、下記が挙げられます。

項目 詳細
顧客への訴求力向上 明確なコンセプトがあれば、ターゲット顧客に対して「なぜこの店を選ぶべきなのか」という理由を明確に伝えられます。
差別化 他の飲食店との差別化を図り、顧客に「選ばれる理由」を提供することができます。
従業員の意識統一 従業員全体の意識を統一し、共通の目標に向かって進むことができます。
経営の軸 経営判断に迷った際の指針となり、一貫性のある店舗運営が可能になります。

コンセプトがないとどうなるのか?

逆に、コンセプトが曖昧なまま飲食店を開業すると、以下のような問題が生じる可能性があります。

  • ターゲット顧客が絞り込めず、集客に苦戦する
  • 他店との差別化が難しく、価格競争に巻き込まれる
  • 従業員がお店の目指す方向性を理解できず、サービスの質が低下する
  • 経営判断が場当たり的になり、経営が不安定になる

これらの問題を避けるためにも、飲食店を開業する際には、まずしっかりとコンセプトを固めることが重要です。

飲食店専用のコンセプトシート とは?

コンセプトシートとは、飲食店のコンセプトを明確化し、具体的に落とし込むためのツールです。頭の中にあるイメージを整理し、具体的な計画に落とし込むことで、より実現性の高いものにすることができます。

普通のコンセプトシートと何がちがうの?

一般的なビジネスのコンセプトシートと比較して、飲食店専用のコンセプトシートでは、特に「顧客体験」に焦点を当てた項目が多く含まれます。例えば、「メニュー」や「サービス」はもちろんのこと、「顧客がどのような動機で来店し、どのように過ごして欲しいか」といった点を具体的に記載することで、顧客満足度の高いお店作りを目指します。

飲食店コンセプトシート の役割

飲食店コンセプトシートを作成することで、以下の様な効果が期待できます。

  • コンセプトの明確化
  • 関係者への共有
  • 計画の具体化
  • 問題点の洗い出し
  • 意思決定の迅速化

飲食店コンセプトシート の内容

飲食店コンセプトシートに含まれる項目は多岐に渡りますが、一般的には以下の様な項目が挙げられます。

  • 店舗名(キャッチフレーズ)
  • ターゲット顧客
  • 立地・物件・営業時間
  • 環境(外観・内装)
  • メニュー(商品)
  • サービス(接客)
  • モチベーション(来店動機)
  • 消費形態(価格設定)
  • 販売・広告宣伝

【登録不要!無料ダウンロード】飲食店 コンセプトシート テンプレート&作り方解説

【登録不要!無料ダウンロード】コンセプトシート飲食店専用のテンプレート
実際にコンセプトシートを作成するにあたって、具体的な項目と記入例を交えながら解説していきます。今回は、より実践的な内容にするために、実際に僕が作成した過去のコンセプトシートを参考に作成しました。もちろん、下記の内容はあくまで一例です。ご自身の飲食店のコンセプトに合わせて、自由に項目をカスタマイズしてください。

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1. ターゲット顧客を明確にする

まずは、どのようなお客様に来店して欲しいのかを具体的にイメージしましょう。年齢、性別、職業、年収、家族構成、ライフスタイル、価値観、趣味嗜好など、できるだけ詳細に設定することで、その後の項目を決定しやすくなります。より、具体的な人物像を想像しましょう。

項目 記入例
ターゲット顧客
  • 男女比はどれくらい?
  • メインターゲットはどのような層?
  • 年齢はどれくらい?
  • サブターゲットはどのような層?

2. 立地・物件・営業時間

ターゲット顧客を踏まえて、出店エリアや物件の規模、営業時間などを検討します。例えば、会社員向けのランチ営業をメインとする場合は、オフィス街に近い立地が適しています。週末にファミリー層をターゲットにするなら、住宅街に近く、駐車場が完備された物件を選ぶ必要があるでしょう。

項目 記入例
立地
  • 市内、郊外?
  • 最寄り駅から徒歩どれくらい?
物件
  • どれくらいの広さなの?
  • 席数はどれくらいなの?
  • 駐車場は何台おけるの?
  • 家賃はどれくらいなの?
営業時間
  • ランチ 〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇
  • ディナー 〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇

3. 環境(外観・内装)

お店の雰囲気を決定づける重要な要素です。ターゲット顧客の好みに合わせ、居心地の良さを追求しましょう。「おしゃれなカフェ風」「落ち着いた和の空間」「スタイリッシュなバー」など、具体的なイメージを共有します。

項目 記入例
外観 外観はどんなイメージ?
内装 内装はどんなイメージ?
食器 使う食器はどんなイメージ?
メニュー表 メニュー表はどんなイメージ?
BGM どんな音楽が流れているの?
その他 Free Wi-Fiを提供

4. メニュー(商品)

お店の看板メニューや、その他提供する商品を具体的に記載します。写真やイラストがあると、よりイメージが伝わりやすくなります。「食材」「調理方法」「味付け」「盛り付け」など、細部までこだわって差別化を図りましょう。

ここではお客様に刺さる「主役の商品」を詰めて下さい。これを食べれば100%常連様になる、商品が理想です。また、一日営業していくスタッフの数も考慮して、商品点数など絞って決めるとグッドです。

項目 記入例
フードメニュー
  • 名物メニュー?
  • 売価は?
  • 儲け商品は?
  • 季節商品や定番商品は?
ドリンクメニュー
  • 名物ドリンクは何するの?
  • ビールの銘柄は?
その他
  • デザート
  • コースメニュー

5. サービス(接客)

お客様に「また来たい」と思ってもらえるような、最高のサービスを提供するために、接客方法やサービス内容を検討します。「丁寧な言葉遣い」「笑顔での対応」「記念日サプライズ」など、具体的な行動レベルで落とし込むことが重要です。

項目 記入例
接客 どのような接客をするの?(高級感があるお店なら、姿勢や言葉使いなど。お手頃な居酒屋なら、元気が出る掛け声など)
距離感 お客様との距離感は?
会話 ファーストトークや提供トークはどのような内容なの?
サービス 接客以外にもお店のサービスはありますか?(焼肉店ならエプロンなど)

6. モチベーション(来店動機)

お客様はどのような目的で来店するのか?を明確にすることで、顧客満足度向上に繋がる施策を検討できます。「美味しい料理を食べたい」「特別な日を祝いたい」「おしゃれな空間で過ごしたい」など、お客様のニーズを深掘りすることで、お店の価値を高めることができます。

項目 記入例
来店動機
  • 何を目的でお客様が来店しているの?
  • 他店舗にはない、メニューやサービスは?
  • 口コミしやすい、メニューやサービスは?

7. 消費形態(価格設定)

顧客単価や客回転率は、お店の経営を左右する重要な要素です。想定される顧客単価を設定し、売上目標を達成するために、どのような営業戦略が必要かを検討しましょう。「ランチ:1,000円」「ディナー:5,000円」など、時間帯別で設定するとより具体的にイメージできます。

お客様の客層、人数を想定して、決めたメニューから何を何品頼むかをシミュレーションして、客単価や、満足度を想定するのが目的です。

項目 記入例
顧客単価 ランチ:1,200円、ディナー:6,000円
客回転率 ランチ:3回転、ディナー:1.5回転

8. 販促・広告宣伝

ターゲット顧客に効果的にアプローチするために、どのような販促活動を行うかを検討します。チラシ配りやクーポン発行など、従来型のオフライン施策だけでなく、SNSを活用した情報発信や広告出稿や、ホームページ制作のSEO対策やグーグルビジネスプロフィールのMEO対策もオンライン施策も効果的で今の時代には必須です。

項目 記入例
販促・広告宣伝
  • Instagram、FacebookなどのSNSアカウント運用
  • グルメサイトへの掲載 (食べログ、ぐるなび)
  • ホームページ制作(SEO対策、MEO対策)
  • インフルエンサーマーケティング

9. 店舗名(キャッチフレーズ)

コンセプトを作っていく上で、最も大事なのがキャッチフレーズです。一言で、そのお店を語れるキャッチフレーズが理想です。お店側の意図と、お客様が受ける印象を一致させることができれば、繁盛店になります。

お店の強みや魅力が伝わるような、簡潔で覚えやすいフレーズを心がけましょう。

項目 記入例
キャッチフレーズ お客様に口コミで広がって欲しいキャッチフレーズは?

【事例から学ぶ】 飲食店 コンセプトシート 作成のポイント

コンセプトシートの実例
上記を踏まえて、より効果的なコンセプトシートを作成するためのポイントを解説します。

実際に僕が作成した過去のコンセプトシート

飲食店を経営していた当時、僕が実際に作成したコンセプトシートの一部をご紹介します。個人店ならではの視点で、当時特に重要視していたポイントをまとめました。

項目 具体的な内容
お店の強み・キャッチフレーズ
  • 名物の厚切り肉が、格安で食べれるお店
ターゲット顧客の深掘り
  • 社会人の働き盛りの男性や女性に、お腹いっぱい元気がでる焼肉を提供する
競合店の分析と考察
  • 周辺の競合店を徹底的に分析し、差別化ポイントを明確にすることが重要です。価格帯、メニュー、ターゲット顧客、サービスなどを比較し、自店の強みを際立たせるためにはどうすれば良いかを考えましょう。
  • 私の場合は、近隣には普通の焼肉店はあったけれども、名物と言える焼肉料理が無かったので、名物の厚切り肉を圧倒的なコストパフォーマンで集客し、サービス力でお酒やサイドメニューで原価調整する店舗を考えた。

1. ターゲット

「誰にでも愛されるお店にしたい」という気持ちは分かりますが、ターゲットを絞り込むことで、より効果的な戦略を立てることができます。具体的に人物像を想像し、その人が本当に求めているものは何か?を徹底的に考え抜きましょう。

2. 立地・物件・営業時間

立地は、お店の売上を大きく左右する重要な要素です。ターゲット顧客の行動パターンを考慮し、来店しやすい場所を選びましょう。また、物件の規模や形状、家賃なども重要な検討ポイントです。さらに、営業時間もターゲット顧客のライフスタイルに合わせた設定が重要です。

3. 環境(外観・内装)

お店の雰囲気は、顧客の印象を大きく左右します。ターゲット顧客の好みに合わせた内装やBGM、照明などを選び、居心地のよい空間を演出しましょう。また、清潔感も重要なポイントです。

4. メニュー(商品)

メニューは、お店の顔となる重要な要素です。ターゲット顧客の好みに合わせ、食材、調理方法、味付け、盛り付けなど、細部までこだわって開発しましょう。写真やイラストを効果的に活用し、魅力を最大限に伝えましょう。

5. サービス(接客)

顧客満足度を高めるためには、サービスの質が重要になります。お客様に気持ちよく過ごしていただけるよう、丁寧な言葉遣い、笑顔での対応、きめ細やかな気配りを心がけましょう。

6. モチベーション(来店動機)

なぜお客様はあなたの店に来るのか?その動機を明確にすることで、顧客満足度を高めるサービスを企画することができます。例えば、「記念日利用が多い」というのであれば、記念日向けのコースメニューやサプライズ演出などを検討してみましょう。

7. 消費形態(価格設定)

顧客単価や客回転率は、お店の経営を大きく左右します。売上目標を達成するために、どのような価格設定にするのか、どのようなオペレーションで回転率を上げるのかなどを具体的に検討しましょう。

8. 販促・広告宣伝

どんなに素晴らしいお店でも、お客様に知ってもらえなければ意味がありません。ターゲット顧客に効果的にアプローチするために、どのような販促活動を行うのかを検討しましょう。近年では、SNSやグルメサイトだけでなく、ホームページとグーグルビジネスプロフィールの連携で、なるべく広告を使わずに販促する方法も重要です。

9. 店舗名(キャッチフレーズ)

お店のコンセプトを一言で表すキャッチフレーズは、お客様に覚えてもらいやすく、お店のブランディングにも役立ちます。お店の強みや魅力が伝わるような、簡潔で覚えやすいフレーズを心がけましょう。

飲食店 コンセプトシート に関するよくある質問

飲食店コンセプトシートに関して、よくある質問をまとめました。

Q. コンセプトシートはいつ作ればいいですか?

A. 飲食店を開業する前、具体的に事業計画を立てる段階で作成することをおすすめします。コンセプトが明確であれば、その後の出店エリア選定やメニュー開発、資金調達などもスムーズに進むでしょう。

Q. コンセプトシートは一度作ったら変更できませんか?

A. いいえ、コンセプトシートは一度作成したら終わりではありません。むしろ、定期的に見直しを行い、時代の変化や顧客ニーズに合わせて柔軟にアップデートしていくことが重要です。お店の状況を分析し、改善点があれば積極的に反映していきましょう。

まとめ| 飲食店 コンセプトシート で理想の店を実現しよう!

今回は、飲食店コンセプトシートの作り方について解説しました。飲食店を開業する上で、コンセプトシートは非常に重要なツールです。時間をかけてでも、しっかりと作成することで、あなたの理想のお店作りに必ず役立つはずです。ぜひ今回の内容を参考に、あなただけのコンセプトシートを作成してみてください。

コンセプトシート作成後の注意点

コンセプトシートはあくまでも、お店作りや経営の軸となるものです。作成したら終わりではなく、定期的に見直し、改善を加えていくことが大切です。また、コンセプトシートの内容を従業員にも共有し、お店の目指す方向性を理解してもらうことも重要です。

最後に、飲食店の開業準備と切っても切り離せないのが、ホームページ制作です。お店のコンセプトやメニュー、アクセスなどの情報を掲載することで、集客効果が期待できます。今は、格安でホームページを作成できるサービスも多くありますので、ぜひ検討してみてください。

飲食店にホームページは必要なの?そんな疑問や、制作のメリットを解説した記事はこちら➤

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