ホームページ制作

【2024年度版】初心者向けホームページ制作の始め方!13ステップで網羅的に解説!

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本記事では、初心者向けにホームページ制作の基本の13ステップを「準備・企画・設計・制作・公開・運用」分けて網羅的に解説しています。
一つずつ手順書にそって進めば、失敗することはありません。

目次
  1. 【序章】ホームページ制作とは?
  2. 【前提】ホームページを自分で自作するメリット・デメリット
  3. 【企画】ホームページ制作の事前準備
  4. 【設計】ホームページの設計を考える
  5. 【制作】制作ツールの決定と、制作作業
  6. 【公開】作成したホームページをWEBで公開する
  7. 【運用】マネタイズの仕組み作り
  8. ホームページ制作に関するよくある質問
  9. まとめ|初心者向けホームページ制作の始め方

【序章】ホームページ制作とは?

【序章】ホームページ制作とは?
「ホームページ制作」とは、インターネット上に自分の情報を公開するためのWebページを作成することです。近年では、HTMLやCSSといった専門知識がなくても、直感的に操作できるホームページ作成ツールやサービスが登場しており、個人でも簡単にホームページを制作できるようになりました。

ホームページを持つメリット

ホームページを持つメリットは数多くありますが、代表的なものを下記にまとめました。

メリット 詳細
ビジネスチャンスの拡大 実店舗を持たないビジネスでも、ホームページを持つことで、世界中の顧客に対して商品やサービスをアピールすることができます。
情報発信力の強化 自社の商品・サービスや企業理念、活動内容などを発信することで、顧客とのエンゲージメントを高め、ブランドイメージを向上させることができます。
顧客との接点の創出 問い合わせフォームやチャットボットなどを設置することで、顧客との新たな接点を作り出すことができます。
採用活動の強化 自社の魅力や求める人物像などをホームページで発信することで、優秀な人材を獲得しやすくなります。
コスト削減 チラシやパンフレットなどの印刷物と比べて、ホームページは情報更新が容易で、印刷・配布コストも抑えることができます。

ホームページでできること

ホームページでできることは多岐に渡り、実現したい目的やターゲットによって最適な構成は異なります。 ここでは、代表的なホームページの機能例をご紹介します。

機能例 詳細
会社案内・事業紹介 会社概要や事業内容、企業理念などを掲載することで、顧客や取引先に対して自社をアピールすることができます。
商品・サービス紹介 商品・サービスの特徴や価格、利用方法などを掲載することで、顧客の購買意欲を高めることができます。
ブログ・コラム 最新情報や専門知識などを発信することで、顧客とのエンゲージメントを高め、SEO効果も期待できます。
お問い合わせフォーム 顧客からの問い合わせを受け付けるためのフォームを設置することで、顧客との接点を作り出すことができます。
オンラインショップ ホームページ上で商品を販売することができます。24時間365日営業が可能となるため、販売機会の拡大につながります。
予約システム レストランや美容院などの予約をホームページ上で受け付けることができます。顧客の利便性を向上させるとともに、電話対応などの業務効率化にもつながります。
会員限定コンテンツ 会員登録をしたユーザーだけが閲覧できるコンテンツを用意することで、顧客の囲い込みを図ることができます。

【前提】ホームページを自分で自作するメリット・デメリット

【前提】ホームページを自分で自作するメリット・デメリット

ホームページは、専門の制作会社に依頼する方法と、自身で制作する方法があります。 ここでは、ホームページを自作するメリット・デメリットを解説します。

ホームページを自作するメリット

メリット 詳細
低コストで制作できる ホームページ制作会社に依頼する場合と比べて、費用を抑えることができます。無料で利用できるホームページ作成ツールもあるため、初期費用を大幅に削減することも可能です。
自分のペースで制作できる 納期に追われることなく、自分のペースでホームページを制作することができます。時間をかけてじっくりと制作したい方におすすめです。
スキルアップになる ホームページ制作を通して、HTMLやCSS、SEOなどのWebに関する知識やスキルを身につけることができます。

ホームページを自作するデメリット

デメリット 詳細
時間と手間がかかる ホームページ制作には、ある程度の時間と手間がかかります。特に、デザイン性や機能性にこだわったホームページを制作する場合には、多くの時間を要する可能性があります。
専門知識が必要になる場合がある 複雑な機能や高度なデザインを実装する場合には、HTMLやCSS、JavaScriptなどの専門知識が必要になる場合があります。
質の高いホームページ制作が難しい場合がある デザインやSEOの知識がない方が、独学で質の高いホームページを制作することは容易ではありません。

【企画】ホームページ制作の事前準備

【企画】ホームページ制作の事前準備

ホームページ制作を始める前に、まずはホームページの目的やターゲット、掲載する内容などを明確にしておく必要があります。しっかりと準備を行うことで、その後の設計・制作がスムーズに進みます。

1. 制作目的(コンセプト・マネタイズ)を決める

ホームページ制作の目的を明確にすることは、ホームページの設計やコンテンツ作成の指針となるため非常に重要です。

例えば、企業のホームページであれば、

  • コーポレートサイト:企業理念や事業内容、商品・サービス情報を発信し、企業価値を高めることを目的とする
  • 採用サイト:自社の魅力を発信し、求職者からの応募を集めることを目的とする
  • ブランドサイト:特定の商品やサービスのブランドイメージを構築し、顧客の購買意欲を高めることを目的とする
  • ECサイト:商品を販売し、売上を上げることを目的とする
  • メディアサイト:情報を発信し、広告収入を得ることを目的とする

などが挙げられます。

これらの目的を達成するために、ホームページを通してどのような行動をユーザーに起こして欲しいのかを明確にしましょう。

これからホームページを開設しようと考えている初心者の方に向けて、ホームページ開設の目的、種類、役割、そしてコンセプト設計について、わかりやすく解説している記事はこちら。

2. ターゲット(顧客のペルソナ)を決める

ホームページのターゲットを明確にすることで、誰に何を伝えたいのかが明確になり、効果的なホームページを制作することができます。

ターゲットを具体的にイメージするために、以下のような項目を検討してみましょう。

  • 年齢、性別、職業、居住地
  • 興味関心、価値観、ライフスタイル
  • 抱えている課題、悩み
  • 情報収集方法、利用しているWebサイト・SNS

これらの情報を元に、具体的な人物像(ペルソナ)を設定することで、よりターゲットを意識したホームページ制作が可能になります。

3. ホームページに記載したい内容を書き出す

ホームページに掲載するコンテンツを具体的に書き出すことで、ホームページ全体の構成や、各ページに必要な要素を明確にすることができます。

例えば、企業のホームページであれば、

  • 会社概要
  • 事業内容
  • 商品・サービス紹介
  • 企業理念
  • 採用情報
  • お問い合わせ

などが挙げられます。

これらのコンテンツを、ターゲットにとって分かりやすく、魅力的な形で掲載することが重要です。

【設計】ホームページの設計を考える

【設計】ホームページの設計を考える

ホームページの設計は、家を建てる際の設計図のようなものです。 しっかりと設計を行うことで、その後の制作がスムーズに進み、使いやすく、効果的なホームページを制作することができます。

4. ホームページ全体の構成を考える|サイトマップ設計

サイトマップとは、ホームページ全体の構成を視覚的に表したものです。 サイトマップを作成することで、ホームページ全体の構成を整理し、ユーザーにとって分かりやすく、使いやすいホームページを設計することができます。

サイトマップは、階層構造で表現するのが一般的です。

  • トップページ
    • 会社案内
    • 事業内容
    • 商品・サービス紹介
    • お問い合わせ

このように、トップページを起点として、どのようなページをどのような順番で配置するかを階層構造で表現していきます。

5. 各ページのレイアウトの構成を考える|ワイヤーフレーム設計

ワイヤーフレームとは、ホームページの各ページのレイアウトを線や図形で表したものです。 ワイヤーフレームを作成することで、各ページにどのような要素をどのように配置するかを検討し、ユーザーにとって見やすく、分かりやすいページを設計することができます。

ワイヤーフレームでは、以下のような要素を配置していきます。

  • ヘッダー:ホームページのタイトルやロゴ、グローバルナビゲーションなどを配置するエリア
  • コンテンツエリア:ホームページのメインコンテンツを配置するエリア
  • サイドバー:ホームページのサブコンテンツや広告などを配置するエリア
  • フッター:ホームページの著作権情報やプライバシーポリシーへのリンクなどを配置するエリア

これらの要素を、ユーザーの視線の動きやページの目的などを考慮して、最適な場所に配置していきます。

初心者の方向けに、ワイヤーフレームの基礎知識や作り方やツール紹介などをまとめた記事はこちら。

6. ユーザーに最適なデザインと自分のイメージしたデザインを考える

ホームページのデザインは、ユーザーに与える印象を大きく左右する重要な要素です。 ターゲットやホームページの目的に合ったデザインをする必要があります。

デザインを考える上で、参考にしたいホームページをいくつかピックアップしておくと良いでしょう。

【制作】制作ツールの決定と、制作作業

【制作】制作ツールの決定と、制作作業

ホームページの設計が完了したら、次はホームページ制作の工程に入ります。 ホームページ制作には、様々なツールやサービスがありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

7. 制作ツールは何を使うか決める

ホームページ制作ツールは、大きく分けて「HTMLエディタ」「CMS」「ホームページ作成サービス」の3種類があります。

種類 特徴 メリット デメリット こんな人におすすめ
HTMLエディタ HTMLやCSSなどのコードを直接記述してホームページを作成するツール
  • 自由度の高いホームページを作成できる
  • HTMLやCSSの知識を習得できる
  • HTMLやCSSの知識が必要
  • 制作に時間がかかる場合がある
  • HTMLやCSSの知識がある程度ある方
  • 自由度の高いホームページを作成したい方
CMS WordPressなどのように、コードを記述することなく、直感的な操作でホームページを作成・管理できるシステム
  • HTMLやCSSの知識がなくてもホームページを作成できる
  • プラグインを追加することで、様々な機能を簡単に実装できる
  • 自由度はHTMLエディタに劣る
  • セキュリティ対策が必要
  • HTMLやCSSの知識がない方
  • ブログやニュースサイトなど、頻繁に更新するホームページを作成したい方
ホームページ作成サービス ジンドゥーWixなどのように、テンプレートを選択し、画像やテキストを配置していくだけで、簡単にホームページを作成できるサービス
  • HTMLやCSSの知識がなくても、簡単にホームページを作成できる
  • デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されている
  • 自由度はHTMLエディタやCMSに劣る
  • 機能が限定されている場合がある
  • HTMLやCSSの知識がない方
  • とにかく簡単にホームページを作成したい方

ホームページ制作のおすすめツール10選をまとめた記事はこちら。

8. 企画と設計を元に制作作業に入る(コーディング)

利用するツールが決まったら、企画・設計を元に、ホームページ制作に取り掛かりましょう。

ホームページのコーディングの手順は、一般的に以下のような流れで行います。

  1. トップページの作成
  2. 下層ページの作成
  3. コンテンツの挿入
  4. デザインの調整
  5. 動作確認

ホームページ制作は、完成までには時間がかかる作業ですが、完成したときの達成感はひとしおです。

【公開】作成したホームページをWEBで公開する

【公開】作成したホームページをWEBで公開する

ホームページを制作したら、全世界に公開しましょう。 公開するまでには、ドメインの取得やサーバーの準備など、いくつかの手順が必要です。

9. ドメインを取得とサーバーを契約する

ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。 サーバーとは、ホームページのデータを保存しておく場所のことです。 ホームページを公開するためには、ドメインを取得し、サーバーを契約する必要があります。

ドメインは、お名前.comムームードメインなどのドメイン登録サービスを利用して取得することができます。

サーバーは、エックスサーバーロリポップ!などのレンタルサーバーサービスを利用するのが一般的です。

エックスサーバーでWordPressを使ってホームページ制作を始める方法はこちの記事。

10. ファイルをアップロードし、各デバイスでレスポンシブを確認

ドメインの取得とサーバーの契約が完了したら、制作(コーディング)したホームページのデータをサーバーにアップロードします。 その後、ホームページが正常に表示されるかどうかを確認します。

近年では、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスでホームページを閲覧するユーザーが増えています。 そのため、ホームページを制作する際には、レスポンシブデザインに対応させることが重要です。

レスポンシブデザインとは、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、どのデバイスで見ても、見やすく最適化されたデザインのことです。

【運用】マネタイズの仕組み作り

【運用】マネタイズの仕組み作り

ホームページを公開したら、アクセスを集め、ビジネスに繋げていく必要があります。 アクセス解析ツールを活用して現状を把握し、SEO対策や広告出稿など、様々な施策を検討していきましょう。

11. アクセス解析をする

アクセス解析とは、ホームページへのアクセス状況を分析することです。 アクセス解析を行うことで、ホームページの現状を把握し、改善点を見つけることができます。

アクセス解析では、以下のような項目を分析します。

  • アクセス数
  • ページビュー数
  • 滞在時間
  • 直帰率
  • アクセス元
  • 使用デバイス

アクセス解析ツールは、Google Analyticsが無料で利用でき、高機能なのでおすすめです。

12. SEO対策をする

SEO対策とは、検索エンジン最適化のことです。 SEO対策を行うことで、Googleなどの検索エンジンの検索結果ページで、ホームページを上位表示させることができます。

SEO対策には、以下のようなものがあります。

  • キーワード選定
  • タイトルタグの最適化
  • メタディスクリプションの最適化
  • 見出しタグの最適化
  • コンテンツの質の向上
  • 内部対策
  • 外部対策

SEO対策は、ホームページへのアクセス数を増やすためには非常に重要です。

13. 成約率を高めるために試行錯誤する

ホームページの成約率を高めるためには、ユーザーがホームページ上でどのような行動を取っているのかを分析し、改善していく必要があります。

例えば、以下のような施策があります。

  • ユーザーの行動を分析しやすいように、ヒートマップツールを導入する
  • 問い合わせフォームを分かりやすい場所に設置する
  • ボタンの色や形、文言を工夫する
  • ページの表示速度を改善する
  • スマートフォン対応を行う

これらの施策を、アクセス解析の結果などを参考にしながら、試行錯誤していくことが重要です。

ホームページ制作に関するよくある質問

ホームページ制作に関するよくある質問

最後に、ホームページ制作に関するよくある質問に答えます。

ホームページ制作にかかる費用はどれくらい?

ホームページ制作にかかる費用は、ホームページの内容や規模、制作会社によって大きく異なります。

例えば、シンプルなホームページであれば、数万円から数十万円程度で制作することができますが、機能やデザインにこだわったホームページの場合には、数百万円から数千万円かかることもあります。

ホームページ制作期間はどれくらい?

ホームページ制作にかかる期間も、ホームページの内容や規模、制作会社によって異なりますが、一般的には、1~3ヶ月程度が目安となります。

ただし、大規模なホームページや複雑な機能を実装する場合には、さらに時間がかかることもあります。

まとめ|初心者向けホームページ制作の始め方

まとめ|初心者向けホームページ制作の始め方
今回は、ホームページ制作の始め方について、13の手順に沿って解説しました。

ホームページ制作は、決して簡単な作業ではありませんが、完成したときの達成感はひとしおです。

今回の記事を参考にして、ぜひホームページ制作に挑戦してみてください。

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